2010年3月21日日曜日

ロバート・モンダビ・ワイナリーに行ってきました

今日は会社の先輩と一緒にカリフォルニア北部のナパバレーにある「ロバート・モンダビ・ワイナリー」という所に行ってきました。加州ワインというかワインには全然詳しくないのですが、こちらに住むようになって、この「ロバート・モンダビ」というワインは有名で美味しいという事はなんとなく知っていました。

サンノゼから、車で1時間半ほど北上していき、、Oaklandを経てナパに到着しました。残念ながら現在は「景色を楽しむ」という意味ではあまり良い時期ではなかったらしく、あたり一面ブドウ畑だらけだったのですが、一つも葉っぱも実もなっていない、支え木?だけがある状態だったのであたかも十字架が無数にある墓場のようにも見えました(苦笑)。ですが、緑緑した山々を背景に一面びっしりとブドウ畑で埋め尽くされている様子はなかなか見ごたえがありました。これは夏と秋とかだ経ったらもっと景色が素晴らしいに違いないです。



桜っぽい花も咲いていました。日本とは比較にならないぐらい規模はしょぼいですけど。



今日は少し出発時間が遅かったのでワイナリーについた頃にはもう昼を過ぎていました。到着してしばらくするとワイナリーツアーが始まるという事だったので、昼ごはんは食べずにそのまま$25のツアーに参加しました。このツアーが非常に中身が濃く1時間半ぐらいかけて、加州ワインのルーツや歴史、ロバート・モンダビ・ワインの誕生の歴史、ブドウ畑・ワイン工場の見学、そしてテイスティングと盛りだくさんの内容で満足しました。ツアーコンダクターのおじさんは随時大きな声で色々説明してくれていましたが、なかなか鉛も強く、ワイン用語も多かったためあまり理解できませんでした。情けない。なんとなく以下の事を言っていたようです。

・カリフォルニア北部はワイン作りに適した気候である。昼は暖かく夜は結構寒い。だがこれも当然各地方によって傾向は異なっているので、同じ種類のブドウを使って、かつ同じ作り方をしていても違った味になってくる。そして各地方あるいは各種ブドウで造られたワインを各人がテイストして自分好みのワインを探していく。、非常に奥の深い世界。なのでロバートモンダビと言っても様々な種類(白・赤の違いは勿論、地方、ブドウ)の違いによりさまざまなバリエーションがあることを学びました。

・工場に入ると、ほのかに甘いブドウの香りがしていて、かなり肌寒く感じる温度に設定されており、定期的に巨大な樽の中から空気?がプシューっと出たり入ったり延々繰り返されていました(正直ここでの解説はほとんど覚えていない)。この施設で巨大な樽に入れて長時間熟成させて、最終的にワインにする際は、100%同じ種類で一つのワインにすることは少ないらしく、様々な種類のブドウから造ったものをブレンドしてこれまた新たなバリエーションが増えていく、という事を学びました。



・だけど何かしらが75%以上ないとその銘柄を名乗ることはできず、白ワイン・赤ワインと言った感じでざっくりとした感じでしかラベルに記述できないそうです。

・そしてテイスティング。テレビとかでは良く見ていましたが初体験でした。ワインを飲むには3つのステップを踏む必要があり、

1.まず継がれたワインを思い切り花で息を吸い香りを楽しむ 
2.グラスをテーブルに置いて、水平にシャカシャカとシャッフルしてより香りを引き立たせて再度思いきりにおいを楽しむ(こうすることに降り香りがより強くなり楽しめる) 
3.口に含み楽しむ

・今回は以下の3種類(白ワイン1本、赤ワイン2本)テイスティングしました。うちひとつはReserveもの。



Reserveというのはより限られた地域で作られた美味しい高級ワインのことらしく?値段もそれだけ高くなるそうです。ワインの値段は地方のラベル名がより狭いものほど「そこだけのブドウで造ったワインでぶれんどされたもの」という事で味のブレが少なく値段が高くなるそうです。極端ですが、カリフォルニアワインよりナパバレーワイン、ナパバレーワインよりOakVille?ワインと言った感じで。。

どれも香りは素晴らしかったのですが、3番目のワインRobert Mondavi Napa Valley Cabernet Sauvignon 2005が香りそして味そして値段ともバランスが取れていたのと先輩もこれをお勧めされていたので購入しました。肉料理と非常に合うそうです。ワインは本当にど素人だったのでこれを機会に少しずつワインを覚えていくのも面白そう、と思えました。



また、テイスティングの際は、科学的にワインの味について解説する話もあり、口の中で化学反応を起こしてどうこうという話がありましたが残念ながらあまり理解できませんでした。そして赤ワインは非常に大きなグラスで、白ワインは中くらい、スパークリングワインは細長いグラスで楽しむのがルールという事も学びました。本格的にワインをの楽しむとなると、グラスも幾つか買う必要があるようです。。

この時点ですでに3時半をすぎており、ワイナリーは早い所では4時、遅くても6時には閉まってしまうので、またしても昼飯を抜いて、別のワイナリーに行くことにしました。今度はスパークリングワインで有名なワイナリーを2か所尋ねました。もともと酒には強くないので、すでに結構ぼーとしていましたが、スパークリングワインも結構飲みやすかったです。でもワインだけだとどうしても美味しさが半減してしまうので、やはりおつまみか料理がより味を引き立たせるのを実感しました。ですが、3月後半に入り、加州はほぼ雨季が終了した感じで、非常に心地よい気候の空の下で、、ワインを楽しむのは結構気持ちいいし贅沢な雰囲気でした。

そして、、最後のワイナリーを後にするとすでに5時半。もう昼飯というより、夕飯です。近場でワイン祭りのようなイベントをしていたのでそこにも立ち寄り、、yelpで評判の高かったレストランに向かうもののイベントの影響か大混雑していたので断念。なので、先輩が超お勧めしていた、OakLandにあるリブの美味しいお店いに行くことにしました。初リブです。



ダウンタウンからちょっと離れたかなりの黒人率の高いちょっと雰囲気の怪しい地域にあるお店でしたが、骨付きの牛リブがこんな感じでドーンと。。。最初はこれは食べられない、、と思っていたのですが、

・骨つきであるという事
・肉が柔らかく、酸味のある甘酸っぱく少しピリ辛のソースが絶妙にマッチしており、、

全部平らげてしまいました。こちらに来て本当の意味でのアメリカンな料理を始めて食したような気がする(今まではとにかく日本料理のおいしい所を探していましたが、確かにここはアメリカ。アメリカならではのおいしいレストランを探す、というアプローチが自然なような気もしてきました)

食後は皆満足して帰路につきました。ワイン飲んだので帰りはかなり眠たくなりましたが(運転はしてないですが)、何とか無事到着。。。写真は途中で見つけた未来的工場地域。



アメリカに来たからこそできる、色々なことを経験できた素敵な土曜日でした。それにしても気候がスバラらしかった。これからどんどん気候が良くなるので、楽しみだ。加州の気候はやモチベーションやテンションを良い方向にしてくれるものだと改めて思いました。

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